河澄健太のブログ~あしたのために~

あしたのために

日々感じたことや忘れたくないこと、音楽のことや自分自身のことなど、日記感覚で書いていこうと思います。

ギャップ2

 オレが変わっていったのは、大学2年の終わりとか、3年になる前くらいだっただろうか。
 軽音サークルで部長になってから、ストレスやプレッシャーを感じることが多々あった。同期はみんな辞めてしまい、オレ含め2人だけになってしまったこと、自分を慕ってくれていた、サークルを盛り上げていた先輩たちが卒業してしまったこと、2人になったオレらの代が運営し、盛り上げていかなければならなかったことだったり、その他諸々と問題を抱えていた。  

 大学3年になるとまわりは就職活動を始めていた。その頃からか、それまで洋楽ばかり聞いていたが、まわりの影響で日本のバンドを聞くようになった。オレはフジファブリックに、志村正彦という人にどっぷりハマった。志村正彦に詳しい人ならわかると思うけど、彼の孤独感、湿っぽさ、音楽一筋な性格にその時のオレは共感を持て、大きく影響された。こんなミュージシャンになりたいと思った。ロックを聞き始めてから、漠然とミュージシャンになりたいなと思っていたが、志村正彦との出会いによって本気でミュージシャンを目指そうと思った。

 だから就活はしなかった。親には実家に帰る度に就活について聞かれたけどお茶を濁した。大学まで行かせてくれた親に、ミュージシャンになりたいから就職しないなんてとても言えなかった。どうすればいいか分からなかった。

 オレはいつのまにか、様々なストレスやプレッシャーを抱えた暗い、陰湿な人間になっていた。体質や健康上の問題もあったりして、本当に嫌なことばかりで、ほぼ鬱になっていた。何もかもから逃げ出したかった。

 親にもなんとか理解してもらい、オレは様々なネガティブを引きずりながら大学を卒業し、就職せず高円寺に引っ越してフリーターとして生活しはじめた。

 正直うまくいかないことばかりだったが、なんとか今日まで生きている。長々と書いてきたけれど、何が言いたいかというと、そろそろ過去の経験から自分を変えて、賢く生きていかなければいけない、ということ。20数年生きてきて、ポジティブなこともネガティブなことも経験して、どう考えて、どう振る舞い生きていくことが、自分にとって心地よく過ごせるか。それに気づいて変えていかなければならない時が来たんだ。

 オレの人生、これからが勝負。